中学受験、総額いくら必要か試算する
志望校のレベル・通塾開始学年・きょうだいの有無・併願校数から、塾代・受験料・入学関連費用を合わせた概算総額を試算します。個別の合否判定や塾選びの相性判断はできません。
よくあるパターンから選ぶ
総額の目安
内訳の割合
志望校のレベルで総額はどう変わるか
通塾開始学年・きょうだい・併願校数を今の入力のまま、志望校のレベルだけを3パターン並べました。
通塾開始〜小6の学年別内訳
塾代の3年間総額を、費用が集中しやすい小6後期を重くする比率(小4:小5:小6=20:30:50)で学年別に按分した参考値です(きょうだい同時受験の倍率は含みません)。
大手進学塾の月謝の実例
塾代は総額の中でも大きな割合を占めるため、月謝を公式サイトで公開している3塾(四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研)の実額を確認しました。学年が上がるほど大きく増額する構造は、このシミュレーターが小6後期に費用を重くする理由と一致します(SAPIXは公式サイトに月謝の一覧がなく、電話・来校での問い合わせ制でした)。
| 塾 | 小4 | 小5 | 小6 |
|---|---|---|---|
| 四谷大塚 | 41,800円/月 | 52,250円/月 | 67,650円/月(9月以降90,750円/月) |
| 早稲田アカデミー | 33,300円/月 | 54,000円/月 | 54,900円/月 |
| 日能研 | 24,200円/月(週4コマ) | コース(W/G・R)により31,020円〜49,060円/月 | |
上記はいずれも4科コースの月謝目安で、教材費・季節講習費・模試代等は別途かかります。3年間の総額はこの月謝の単純合計ではなく、季節講習等を含めた複数メディアの収束値(200万円〜300万円)をシミュレーターの計算根拠として採用しています。詳しくは塾代の徹底比較記事もご覧ください。
この試算の根拠
塾代・受験料・入学関連費用のいずれも、塾・学校の公式サイトが単一の一覧として金額を公開していないため、複数の教育メディアが独立に報告する数値が収束する範囲を「概算レンジ」として採用しています。
参考として、実在する学校の入学金を公式の生徒募集要項・学費ページで直接確認しました。上表の「入学関連費用」レンジと大きく乖離していないことを確認済みです(入学金以外に制服代・施設費等が別途かかる学校もあります)。
| 学校 | 受験料 | 入学時に必要な金額 |
|---|---|---|
| 麻布中学校 | 30,000円 | 入学金 300,000円(2025年度) |
| 開成中学校 | 28,000円 | 入学金320,000円+施設拡充資金120,000円=440,000円(2026年度、制服代等は別途) |
| 女子学院中学校 | 25,000円 | 入学金 380,000円(2026年度) |
| 桜蔭中学校 | 25,000円 | 入学金 380,000円(入学手続時納入金) |
| 巣鴨中学校 | 25,000円 | 入学金 350,000円 |
| 聖光学院中学校(神奈川) | 30,000円 | 入学金300,000円+設備拡充費280,000円=580,000円(制服代等は別途) |
| 渋谷教育学園幕張中学校(千葉) | 28,000円 | 入学金 300,000円(2026年度) |
| 栄東中学校(埼玉) | 25,000円で2回まで受験可(3回以上は35,000円) | 入学金250,000円(2026年度)。制服代は男子約175,860円・女子約195,730円、施設設備拡充費200,000円は入学後4月納入 |
東京・神奈川・千葉・埼玉の8校を比べても入学金に極端な差はなく、「難関コースだから高い」「地域で大きく違う」という単純な図式ではありませんでした。聖光学院は8校中もっとも高く、シミュレーターの入学関連費用レンジの上限付近に位置します。8校の受験料はいずれも25,000円〜30,000円に収まり、上表の相場(20,000円〜30,000円)とも一致しています。栄東は制服代を公表しており、男女とも約18万〜20万円と、制服だけでも入学金に匹敵する額になることが分かります。公立中高一貫校は入学金が原則不要で、制服代等の実費が中心になります。詳しくは学校別の入学金・受験料の徹底比較記事もご覧ください。
いつ、いくら必要か
総額だけでなく「いつまでに用意するか」も重要です。首都圏の私立中学入試は例年、以下のような時系列で進みます。千葉・埼玉の学校は1月中に、東京・神奈川の学校は2月1日以降に入試が実施されるという地域差があり、千葉・埼玉の学校を先に受けてから東京・神奈川の本命校に臨む流れが一般的です(2026年度入試の実例7校を基にした一般的なパターンで、年度によって日付は前後します)。
特に「入学金の納付」は合格発表からごく短期間(1〜2日)に設定されている学校が多く、複数校に合格した場合は短時間で入学先を決める必要があります。事前に総額だけでなく、いつ・どの口座から支払うかも家庭内で決めておくことをおすすめします。詳しくは中学受験スケジュール完全ガイドもご覧ください。
よくある質問
なぜ金額が一つの数字ではなく幅(レンジ)で出るのですか
塾・学校ごとに金額の差が大きく、単一の確定値を示すと実態から外れる可能性があるためです。複数の教育メディアが報告する金額が収束する範囲を、下限〜上限として示しています。
きょうだいで同時に受験する場合、割引は考慮されますか
考慮していません。塾の兄弟割引や、片方だけ通塾期間が短いといった個別事情は反映せず、単純に2人分として計算する簡易な概算です。
併願校数を増やすと総額はどのくらい変わりますか
受験料は1校あたりの相場×校数でそのまま増えます(私立で1校あたり2万〜3万円、公立中高一貫で1校あたり2,000〜2,600円)。塾代・入学関連費用には影響しません。
この試算に含まれていない費用はありますか
塾への交通費、家庭教師・個別指導の追加費用、模試の受験料、参考書・問題集代、複数校に合格した場合の"入学金の抑え"(進学しない学校への支払い)などは含んでいません。実際の総額はこれらの分だけ上振れする可能性があります。
正確な金額はどこで確認すればよいですか
塾代は志望する塾の公式サイトまたは校舎への問い合わせ、受験料・入学関連費用は志望校の募集要項(学校公式サイトで公開)が一次情報です。この試算はあくまで事前の見通しを立てるための概算としてご利用ください。
用語集
- 併願
- 第一志望校に加えて、複数の学校を受験すること。合格の可能性を確保する目的や、入試日程を埋める目的で行われます。受験料はこの試作の「受験料(校数分)」に反映されます。
- 抑え校(おさえこう)
- 本命校の結果が出る前に、合格の可能性が高い学校を先に受けて合格を確保しておくこと。進学しない場合でも、入学金の一部が返還されないことがあります。この試作の試算には含まれていません。
- 適性検査
- 公立中高一貫校の入学者選抜で使われる試験。私立中学の「入試(学力検査)」とは異なり、教科の知識よりも思考力・表現力をみる問題が中心です。受検料は私立より安いのが一般的です。
- 大手進学塾
- SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミーなど、中学受験に特化した集団指導塾。カリキュラムの進度や難易度によって、この試作の「標準コース」「難関コース」の目安が変わります。
- 七五三(しちごさん)
- 中学受験でよく言われる併願の目安「7校出願・5校受験・3校合格」を指す俗称。この試作の「併願校数」の初期値の参考にしています。
このサイトについて
このシミュレーターは、中学受験を検討する家庭が「自分の場合はいくらかかるか」を把握できる中立的な試算ツールとして構築した試作です。塾・学校からの広告料や送客報酬は現時点で一切受け取っておらず、掲載している相場は特定の塾・学校を優遇せずに複数の教育メディアの数値を横断して採用しています。
運営者: 合同会社フューチャープロンプト
相場・統計の出典と確認日はすべて一次情報台帳で公開しています。制度・料金の変更を確認した場合はページと台帳を同時に更新する方針です。個別の合否判定・学校選びの相談は行っておらず、公式情報・学校説明会・塾への相談を優先してください。