入学金や授業料の表には載らず、入学後に別に買うよう案内されるのが、学校指定のタブレットやノートパソコンです。確認できた6校を、金額の小さい順に並べます。金額の中身(本体だけか、保守や保証、設定、アプリを含むか)が学校ごとに違うため、表の右の列で区別します。
私立中学の学校指定タブレット・パソコンの購入費:6校の金額と購入方法
私立中学が入学後に買うよう案内している学校指定のタブレット・パソコンの費用を、栄東・桜蔭・神奈川大学附属・成立学園・中央大学附属横浜・立正大学付属立正の公式資料で確認しました。金額は8万円前後から25万円程度まで開きます。購入の方法と、保守や保証が金額に入っているかも並べます。
6校の端末の金額と購入方法
| 学校 | 金額 | 購入の方法 | 保守・保証・資料の年度 |
|---|---|---|---|
| 成立学園(東京) | 8万円前後 | 入学手続きのときに渡される書類に沿って、各家庭が申し込む | iPad本体に修理保証3年か5年をつけたセットで金額が変わる。2027年度中学入試のQ&A |
| 栄東(埼玉) | 91,000円 | 入学後に購入する予定(購入の方法の記載は確認できず) | 令和8年度の実績の金額。令和9年度の生徒募集要項 |
| 立正大学付属立正(東京) | 121,440円 | 入学金と同時に予納金として納める | 端末補償28,116円を含む。年度の表記なし(2026年1月掲載の資料) |
| 中央大学附属横浜(神奈川) | 150,000円程度 | 別途、学年費に追加して計上する | ソフト等を含み、3年間使用する端末。保守の記載は確認できず。2026年度入学試験要項 |
| 桜蔭(東京) | 約200,000円 | 初年度納入金の費目に含まれる | 端末の購入と保守6年分の費用。令和9年度の募集要項 |
| 神奈川大学附属(神奈川) | 250,000円程度(予定) | 入学後に購入する(購入の方法の記載は確認できず) | 保守費込みと書かれている。入試案内のページ(2026年10月6日確認) |
最も小さい成立学園と最も大きい神奈川大学附属では、金額が3倍ほど開きます。ただし、含まれる範囲は学校ごとに違います。成立学園は本体と修理保証だけの金額です。
神奈川大学附属は保守費込みの予定額です。立正大学付属立正は、セッティング代・管理ソフト・授業支援アプリまで含んだ額です。金額だけを並べて高い安いと決めず、何が入っているかを見る必要があります。
立正大学付属立正の内訳
立正大学付属立正は、端末の費用を内訳つきで公表している例です。ICT教育充実費(端末・アプリ代)の121,440円の内訳は次のとおりです。機種はiPad(第11世代)128GBのWi-Fiモデルで、配付はセッティング等もありゴールデンウィーク前を予定と書かれています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 学習用端末(iPad) | 54,780円 |
| 端末補償代 | 28,116円 |
| 端末セッティング代 | 13,200円 |
| 管理ソフト年間費(3年分) | 11,880円 |
| その他(授業支援アプリ等) | 13,464円 |
| 合計 | 121,440円 |
本体は54,780円で、上の表の合計121,440円の半分に届きません。残りの66,660円は、補償・設定・管理ソフト・授業支援アプリなどの費用です。この学校は初年度の諸費用を入学金と同時に予納金として納める形で、予納金の合計は端末のほかに教材費や通学カバン、保険料なども含めて男子235,142円、女子235,802円と書かれています。
端末代を含めない入学時の納入金の比べ方は入学後にかかる学費の記事で、受験料と入学金の一覧は入学金・受験料の比較記事で整理しています。
金額の記載がない学校もある
開成と渋谷教育学園幕張は、2026年度の学費のページで、中学校の欄に端末の記載がありません。高等学校の欄には、開成が指定端末の購入費用(別途30,000円程度、3年間分の保守費用含む)、渋谷教育学園幕張が教材費にPCリース代を含むと書いています。女子学院は、教材費とICT機器の購入費用が別途必要と書くだけで、金額の記載がありません。
記載がないことは、費用がないことを意味しません。
確認していないこと
この記事は6校の公式資料だけを読んだ内容です。端末の買い替えの有無と時期、故障したときの自己負担、2年目以降の費用は、6校とも資料で確認できませんでした。
三田国際科学学園は、教育充実費に端末の費用を含むと書いていますが、端末だけの金額が分からないため載せていません。広尾学園、市川、昭和学院秀英、かえつ有明、本郷、海城などは、端末の金額を資料で確認できなかったため比べていません。
学校指定端末の費用を含めた品川翔英中学校の受験料と納入金は品川翔英中学校の費用の記事で確認できます。
よくある質問
Q私立中学の学校指定の端末は、いくらかかりますか
確認できた6校では、成立学園が8万円前後、栄東が91,000円(令和8年度実績)、立正大学付属立正が121,440円、中央大学附属横浜が150,000円程度、桜蔭が約200,000円、神奈川大学附属が250,000円程度です。保守や保証を含むかどうかは学校ごとに違い、同じ条件では比べられません。
Q端末は学校で買うのですか、自分で買うのですか
学校の資料で分かった範囲では、成立学園は入学手続きのときに渡される書類に沿って各家庭が申し込みます。立正大学付属立正は入学金と同時に予納金として納めます。中央大学附属横浜は学年費に追加して計上します。神奈川大学附属と栄東は、購入の方法が書かれた資料を確認できませんでした。桜蔭は、初年度納入金の費目に含まれています。
Q端末の費用は、入学金や授業料とは別ですか
確認した資料では、桜蔭を除いて別の費目です。中央大学附属横浜は授業料・施設設備費などの合計1,077,200円とは別に、学年費へ150,000円程度を追加すると書いています。神奈川大学附属も、授業料等の表の注記に、端末は入学後に購入すると書いています。
Q金額が書かれていない学校は、端末代がかからないのですか
そうとは限りません。開成と渋谷教育学園幕張は中学校の欄に端末の記載がなく、女子学院は購入費用が別途必要と書くだけで金額がありません。記載がないことは、費用がないことを意味しません。出願の前に学校へ確かめてください。
Qこの記事の内容はいつ時点ですか
2026年10月6日に各校の公式の資料を読んだ内容です。資料の年度は学校ごとに違い、表に書きました。金額は予定や実績の場合があるため、出願の前に学校の最新の案内で確かめてください。
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本記事の相場・統計の出典と確認日はすべて出典・更新履歴で公開しています。この記事の出典は出典・更新履歴のこの記事の項目にまとめています。制度・料金の変更を確認した場合は、記事と出典を同じタイミングで更新します。個別の合否判定・学校選びの相談は行っておらず、公式情報・学校説明会・塾への相談を優先してください。