入学後の学費

私立中学の年間の学費を4校で比較(授業料・施設費・預り金の内訳)

私立中学を学費で比べるとき、多くの人が見るのは授業料です。しかし公式資料を費目ごとに読むと、授業料が2番目に安い栄東が、学校が預かるお金まで含めた額では4校で最も高くなりました。 授業料の安さは、実際の負担の軽さを意味しません。実例4校で確かめます。

対象: 公式サイト・募集要項に費目ごとの金額を掲載している4校(栄東・渋谷教育学園幕張・開成・麻布)
公開 2026-09-05最終確認 2026-09-29合同会社フューチャープロンプト
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4校の年間の学費(授業料・毎年納める額・預り金を含む額)

4校の公式資料に載っている費目をすべて合計すると、授業料の安さは実際の負担の軽さを意味しないと分かります。授業料が2番目に安い栄東(年48万円)が、預り金まで含めた額では最も高い121万円になりました。授業料は最も安い渋谷教育学園幕張の46.8万円と栄東の48万円でほぼ同じですが、預り金まで含めると渋谷教育学園幕張は約90万円、栄東は121万円で、30万円ほど開きます。

預り金を公開している3校(栄東・渋谷教育学園幕張・開成)で比べると、実際に払う額は90万〜121万円の範囲で、授業料の差(46.8万〜52.8万円)よりはるかに大きく開きます。

学校(年度)授業料毎年納める額
(授業料+施設費等)
預り金まで含めた額
渋谷教育学園幕張(千葉)
2026年度
¥468,000¥750,000約¥902,000
栄東(埼玉)
令和9年度(2027年度)予定
¥480,000¥759,000¥1,209,000
開成(東京)
2026年度
¥528,000¥760,200¥920,200
麻布(東京)
2026年度
¥542,400¥877,480¥877,480
預り金の記載なし

金額はいずれも年額です。月額で示されている費目は12倍しました。渋谷教育学園幕張の積立金・教材費は公式資料が「程度」と表記しているため「約」を付けています。麻布は公式資料に預り金にあたる区分の記載がないため、右端の金額は他の3校と同じ条件での比較にはなりません(記載がないことは、預り金がないことを意味しません)。

預り金(学校が預かるお金)の名前と金額

この入れ替わりを生んでいるのは、授業料でも施設費でもない「学校が預かるお金」です。教材費や旅行費として使われる実費の前払いで、学校によって名前が違います。

栄東は預り金諸費(年21万円)と修学旅行積立金(月2万円)、開成は学級費(第1学年16万円)、渋谷教育学園幕張は積立金と教材費を預かります。授業料と施設費等だけで比べると栄東は開成より約1,200円安いだけですが、預り金を足すと最も高くなります。

一方、麻布の公式資料にはこの区分の記載がありません。記載がないことは「預かるお金がない」という意味ではなく、資料の書き方が他の3校より大まかだということです。預り金を公開している3校はそれぞれ年15万〜45万円を預けており、麻布にも同種の費用があれば順位は変わります。

4校の費目の名前の違い

同じ「授業料以外の費用」でも、名前も内訳も学校ごとに違います。どの学校の資料を読むときも、授業料の欄だけでなく費目の一覧を最後まで見る必要があります。

渋谷教育学園幕張(千葉)2026年度
  • 授業料¥468,000
  • 施設費¥204,000
  • 後援会費¥36,000
  • 維持費¥30,000
  • 生徒会費¥12,000
  • 積立金(月6,000円程度)預り金約¥72,000
  • 教材費預り金約¥80,000
栄東(埼玉)令和9年度(2027年度)予定
  • 授業料¥480,000
  • 施設設備拡充費¥204,000
  • 管理費¥50,000
  • 生徒会費・保護者会費・後援会費¥25,000
  • 預り金諸費預り金¥210,000
  • 修学旅行積立金(月20,000円)預り金¥240,000

これとは別に: 学校指定の情報端末(令和8年度実績91,000円)、制服代(昨年度実績で男子約183,963円・女子約203,213円)、任意の寄付金(1口50,000円で2口以上)、給食費

開成(東京)2026年度
  • 授業料¥528,000
  • 施設維持費¥96,000
  • 実験実習料¥96,000
  • 父母と先生の会会費¥33,600
  • 生徒会会費¥6,600
  • 学級費(学年旅行費・教材費等、第1学年)預り金¥160,000

これとは別に: 第2学年から毎年かかる施設拡充資金(年額70,000円)、第1学年に限り任意の寄付(1口10万円で1〜2口)

麻布(東京)2026年度
  • 授業料¥542,400
  • 維持費¥144,000
  • 施設設備費¥126,000
  • 実験実習費¥51,600
  • 生徒活動費¥8,680
  • PTA会費¥4,800

これとは別に: ICT端末(iPad)の購入・保守契約費(2027年度入学生は約100,000円の見込み、2026年度は81,180円)、4月以降の寄付のお願い(1口1万円で20口以上)

学費は何回に分けて納めるか

授業料等をいつ・何回に分けて納めるかは学校ごとに違い、公式資料に明記している3校を確認しました。開成は4月・9月・1月の3学期ごとに口座振替で納入するのが基本で、申し出により年一括や月納に変更もできます。渋谷教育学園幕張は授業料・施設費等を「毎月の納入金」として毎月口座振替で納めます。

栄東は施設設備拡充費・管理費・預り金諸費等の年間分を4月にまとめて納入する一方、授業料(月40,000円)と修学旅行積立金(月20,000円)は月額で納めます。3校とも、学校が集める額自体は年額で決まっていても、実際に口座から引き落とされる回数・時期は学校によって年1回〜年12回まで幅があります。麻布は公式資料に納入回数・時期の記載が見当たらず、今回は確認できませんでした。

入学手続時の入学金・施設拡充資金等の納付期限は、中学受験スケジュールの記事で学校別に確認できます。入学後の初年度に費用が動く時期は中学受験の支払いカレンダーでも確認できます。

修学旅行・宿泊行事の費用は積立金か直接納入か

修学旅行などの旅行費は、授業料とは別に、学校ごとに集め方が違います。募集要項で金額を確認できた3校は次のとおりです。

栄東は修学旅行積立金として月20,000円(年24万円)を学費と一緒に納めます(令和9年度予定の資料)。広尾学園は積立金として月16,000円(全コース共通)を預かり、修学旅行などの特別行事・特別活動の参加費と副教材・消耗教材の購入費に充て、中学校課程修了時に精算します(2027年度募集要項。学費及び積立金は一部変更の可能性があると注記されています)。月額が変わらなければ3年間で576,000円を預ける計算ですが、この積立金は旅行費だけでなく教材費にも使われるため、旅行費そのものの額ではありません。

市川は旅行費を学校ではなく旅行業者へ直接納入し、修学旅行費用は積み立ても選べます。金額の目安は中1の夏期学校が約5万円、中2の宿泊研修が約8万円、中3の修学旅行が約25万円で、中学の3年間で約38万円です。中2から高2までの海外研修(希望制)は、各50万〜110万円と案内されています(2027年度募集要項。いずれも「約」表記)。

栄東・広尾学園・市川の3校とも、行き先や実際の旅費総額そのものは確認できていません。積立金の月額だけを比べると、旅行費の総額が高い学校かどうかは分かりません。開成・麻布・渋谷教育学園幕張は、公式資料で修学旅行の積立金や費用の目安を確認できませんでした。

合計に含めていない費用(寄付金・端末代・2年次以降の費目)

上の合計に入れていないものが4種類あります。任意の寄付金、実績値として示された金額、2年次以降にだけかかる費目、そして金額が公表されていない費目です。

栄東は学校指定の情報端末を令和8年度実績で91,000円、任意の寄付金を1口50,000円で2口以上と案内しています。制服代も昨年度実績としての提示で、給食費は金額の記載がありません。

開成は第1学年に限り1口10万円で1〜2口の寄付(任意)を案内し、第2学年からは施設拡充資金が年額70,000円かかります。これらを含めると負担はさらに大きくなり、2年目以降は学年によって金額が変わる学校もあります。

学校指定のタブレット・パソコンの購入費は、金額が分かる学校でも桜蔭の約200,000円(保守6年分を含む)と栄東の91,000円で2倍以上開いています。開成と渋谷教育学園幕張は中学校の欄に端末の記載がなく、この記事の合計にも入れていません。6校分の記載は入学金・受験料の比較記事にまとめています。給食費の扱いと自治体の補助は私立中学の給食費と補助の記事で整理しています。

学校へ納める額の外にかかる通学の交通費と制服代

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」では、私立中学校の学校教育費(年額¥1,128,061)のうち、通学関係費は年額¥155,293です。公立中学校の¥44,081と比べて、私立のほうが大きくなっています。

通学関係費は、通学のための交通費、制服、通学用品の購入費を合わせた項目です。私立中学校の内訳は、通学費(交通費)が¥85,095、制服が¥51,737、通学用品費が¥18,461でした。公立中学校は、通学費¥8,713、制服¥23,164、通学用品費¥12,204です。

この金額を読むときの注意が3つあります。

1つ目は、通学関係費に入っているのは交通費だけではないことです。確認した公表表には「通学費」の1項目があるだけで、定期代だけを取り出した項目は見当たりませんでした。2つ目は、いずれも私立中学校に通う子ども全体の平均で、自分の家庭の額とは一致しないことです。

通学の区間や経路で運賃が変わるため、実際の交通費は家庭ごとに大きく違います。3つ目は、年額の平均であって、入学後の3年間分の合計ではないことです。学年による変動は反映されていません。

通学定期券を買うには、学校が発行する通学証明書か、通学定期乗車券の購入を兼ねた学生証などの証明書が要ります(京王電鉄の案内)。学校によっては通学定期券を発売できない場合があると、同社は案内しています。

JR西日本は通学定期券を大学生用・高校生用・中学生用・小学生用に分けています。自分の区間の金額は、志望校が決まってから、利用する鉄道事業者の運賃検索で確認してください。

教科外活動費(クラブ活動・学校行事等):私立中学は年額¥65,131(令和5年度)

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」(結果概要・表4-3)では、私立中学校の学校教育費(年額¥1,128,061)のうち、教科外活動費は年額¥65,131(構成比5.8%)です。公立中学校は¥27,316(構成比18.1%)で、金額は私立が公立の約2.4倍です。

調査は「教科外活動費」を、クラブ活動、学芸会・運動会・芸術鑑賞会、臨海・林間学校等のために家計が支出した経費と定めています。

この金額を読むときの注意が3つあります。

1つ目は、部活動費だけの額ではないことです。クラブ活動のほか、学芸会・運動会・芸術鑑賞会、臨海・林間学校等の経費が入っています。確認した結果概要の表では、運動部と文化部の別や、楽器・用具代、遠征費、合宿費は分かれていません。2つ目は、私立中学校に通う子ども全体の平均で、自分の家庭の額とは一致しないことです。3つ目は、年額の平均であって、入学後の3年間分の合計ではないことです。学年による変動は反映されていません。

この調査では、修学旅行・遠足などの経費は「修学旅行費等」(私立¥65,276)、学級費やPTA会費などは「学校納付金等」(私立¥172,268)、通学の交通費や制服は「通学関係費」に分かれています。「教科外活動費」はこれらとは別の項目です。志望校の部活動の費用が学校へ納める額に含まれるのか、別に徴収されるのかは、募集要項や入学手続きの案内で確認してください。

修学旅行費等(私立¥65,276)は、私立中学校に通う子ども全体・全学年を通じた1年間の平均額です。修学旅行を実施する学年だけがより高い負担を1年に集中して負うことがあります。栄東はこの記事の表のとおり修学旅行積立金を月20,000円(年24万円)として学費に組み込んで徴収していますが、行き先や実際の旅費総額は今回、公式資料で確認できませんでした。行き先・形態(海外渡航の有無を含む)によって費用は変わり得ますが、この平均を上回る金額を一次資料で確認できた学校は今回ありませんでした。志望校の修学旅行の行き先・概算費用は、募集要項や学校説明会、入学手続きの案内で確認してください。

学校外の費用(塾代・習い事)と私立中学の学習費総額

ここまでの金額は、すべて学校へ納めるものです。文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、私立中学校に通う家庭の学習費総額は年間約156万円で、この中には学校外での塾代・習い事といった学校外活動費も含まれます。

入学後も塾や予備校に通う家庭は少なくないため、学校納付金だけで家計の見通しを立てないほうが安全です。

高校に進むと学費はどうなるか(令和8年度の就学支援金)

ここまでの金額は中学校(1〜3年生)のものです。中高一貫校では、高校段階(4〜6年生)に進むと学費が変わるのか、変わるとしたらいくらなのかも、6年間の見通しには必要です。

文部科学省の令和8年度予算資料によれば、高等学校等就学支援金制度は令和8年度から所得制限が撤廃され、私立高等学校等の支給上限額は年額45万7,200円です。対象校種には「高等学校」に加えて中等教育学校(後期課程)も含まれており、中高一貫校の高校段階もこの支援金の対象になります。ただし、私立中学校(前期課程)の学費は対象に含まれません。

個別の学校の高校段階の授業料は、今回は開成の公式ページでのみ確認できました。開成は、中学校と高等学校で授業料等が同額です。

高等学校の欄に示された月額は、授業料44,000円・施設維持費8,000円・実験実習料8,000円・父母と先生の会会費2,800円・生徒会会費550円で、年額に換算すると76万200円になり、中学校の額と変わりません。これとは別に、高等学校への進学時にも入学金・施設拡充資金がかかり、開成の公式ページは「中学校から高等学校に進学する際に、高等学校入学金の半額を入学金として申し受けます」としています。

渋谷教育学園幕張・麻布・栄東の高校段階の授業料も確認できました。渋谷教育学園幕張高等学校は、入学金20万円・施設拡充費15万円(入学時)に加え、毎月の授業料3万9,000円・施設費1万7,000円・維持費2,500円・後援会費3,000円・生徒会費1,000円(月計6万2,500円、年額75万円)を納めます。入学金以外は中学校と同額です。

麻布高等学校は、入学金20万円に加え、授業料年額54万2,400円・維持費年額14万4,000円・実験実習費年額5万1,600円・施設設備費年額12万6,000円・生徒活動費年額7,400円・PTA会費年額4,800円(合計年額87万6,200円)を納め、入学金以外はすべて中学校と同額です。栄東高等学校は、入学金22万円に加え、授業料月3万8,000円(年額45万6,000円)・施設設備拡充費年額16万円・管理費年額5万円・後援会費年額5,000円・生徒会費年額1万円・保護者会費年額1万円(合計年額69万1,000円)を納めます。授業料は中学校(月4万円)より安く、施設設備拡充費は中学校(年額20万4,000円)より安くなっています。

開成の授業料等の年額(76万200円)、渋谷教育学園幕張の年額(75万円)、麻布の年額(87万6,200円)、栄東の年額(69万1,000円)は、いずれも私立高等学校等の就学支援金の上限額(45万7,200円)を上回ります。差額は開成が約30万3,000円、渋谷教育学園幕張が約29万3,000円、麻布が約41万9,000円、栄東が約23万4,000円で、就学支援金を満額受け取っても自己負担として残ります。学校ごとに授業料の額も就学支援金でどこまで埋まるかも異なるため、志望校の高校段階の学費は、募集要項や学校説明会で個別に確認してください。

東京都にお住まいなら、入学後の授業料に対して所得制限なしの助成金があります。受験そのものにかかる総額は総額費用逆算シミュレーターで試算できます。

高校の先に大学まで内部進学が続く大学付属中学校の学費は大学付属中学校3校の初年度学費と大学進学後の費用の記事、祖父母からの援助で学費をまかなう場合の贈与税の扱いは教育資金の一括贈与の非課税措置の記事で整理しています。高校段階の高校の就学支援など家計面の支援制度は、別の高校進路サイトでも確認できます。

金額は各校が公式サイト・募集要項で公開している費目を合計したものです。年度は学校によって異なります(開成・渋谷教育学園幕張・麻布は2026年度、栄東は令和9年度予定)。学費は改定されることがあり、また同じ学校でも学年によって金額が変わります。進学先を検討する際は必ず学校の最新の公式資料でご確認ください。

よくある質問

Qなぜ授業料が安い学校の方が、実際に払う額では高くなるのですか

学校によって、費用をどの名目で集めるかが違うためです。栄東は授業料が月40,000円で、これに加えて施設設備拡充費(年20万4,000円)と管理費(年5万円)を徴収し、さらに預り金諸費(年21万円)と修学旅行積立金(月2万円)を預かります。授業料の金額だけでは、その学校に毎年いくら払うのかは分かりません。

Q「預かるお金」と「納める額」を分けているのはなぜですか

学校が預かるお金(積立金・学級費・預り金)は、教材費や旅行費として使われる実費の前払いにあたり、授業料や施設費とは性質が違うためです。ただしどちらも家計から出ていく点は同じなので、この記事では両方を示しています。学校によって預り金の有無や名目が違うため、片方だけを見ると比較が歪みます。

Qこの金額に塾代や習い事は含まれますか

含まれていません。この記事の金額は、学校へ納めるものだけです。文部科学省の調査では、私立中学校に通う家庭の学習費総額(学校外の塾代等を含む)は年間約156万円で、学校納付金はその一部にあたります。

Q私立中学の通学の交通費は、年間いくらかかりますか

文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」で、私立中学校の「通学費」(通学のための交通費)は年額¥85,095、公立中学校は¥8,713です。ただし学校種別の平均値で、定期券代だけを取り出した額ではありません。実際の額は、家庭ごとの通学の区間・経路と、定期券の期間(JR西日本の通学定期券は1か月・3か月・6か月)で変わります。区間ごとの運賃は、利用する鉄道事業者の運賃検索で確認してください。

Q私立中学の部活動費は、年間いくらかかりますか

部活動費だけを取り出した金額は、確認した文部科学省の調査結果概要にはありません。近い項目が「教科外活動費」で、「令和5年度子供の学習費調査」では私立中学校が年額¥65,131、公立中学校が¥27,316です。ただし、クラブ活動のほか学芸会・運動会・芸術鑑賞会、臨海・林間学校等の経費を含む、私立中学校全体の平均です。自分の家庭の額とは一致しません。志望校の部活動の費用は、募集要項や入学手続きの案内、学校説明会で確認してください。

Q4校の年度がそろっていないのはなぜですか

各校が公式サイトで公開している最新の資料をそのまま使っているためです。開成・渋谷教育学園幕張・麻布は2026年度、栄東は令和9年度(2027年度)予定の資料です。年度をまたぐ比較になっている点にご留意ください。

Q入学時にかかるお金は別ですか

別です。入学金・施設拡充資金などの一時金は、この記事の年間納付金には含まれていません。渋谷教育学園幕張の後援会入会金(3,000円)のような入会時の費用も同じです。入学時の金額は学校別費用比較の記事で8校分を比較しています。

Q入学時の任意の寄付金は、税金の寄付金控除の対象になりますか

対象になりません。国税庁タックスアンサーNo.1150は、寄付金控除の対象となる「特定寄附金」について「学校の入学に関してするもの」を明確に除くと定めています。栄東(1口50,000円)や開成(第1学年に限り1口10万円)のような入学時の任意の寄付金も、入学に関して求められるものである以上、寄付金控除(所得控除・税額控除いずれも)の対象にはなりません。 これに対し、入学後・在学中に学校法人へ行う任意の寄付は別です。国税庁タックスアンサーNo.1266では、学校法人等を含む一定の法人への寄付について、(年間の寄付金合計額-2,000円)×40%を所得税額から差し引く特別控除(所得税額の25%が上限)の対象になりうるとされています。入学時か入学後かで扱いが変わる点、対象になるかどうかは寄付先の学校法人の状況によって異なる点に注意してください。実際に控除を受けられるかどうかは、学校が発行する領収書・証明書の記載内容とあわせて、所轄の税務署または国税庁の税についての相談窓口でご確認ください。

Q学費は年1回まとめて払うのですか、分割で払うのですか

学校によって違います。開成は4月・9月・1月の3学期ごとの口座振替が基本で、申し出により年一括や月納にも変更できます。渋谷教育学園幕張は授業料・施設費等を毎月口座振替で納めます。栄東は施設設備拡充費等の年間分を4月にまとめて納入する一方、授業料・修学旅行積立金は月額で納めます。麻布は公式資料に納入回数・時期の記載が見当たらず、今回は確認できませんでした。志望校の実際の納入回数・時期は、募集要項や入学手続きの案内で確認してください。

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