東京都の「私立中学校等授業料軽減助成金」は、令和8年度の助成額が年額12万円(授業料軽減助成金10万円+臨時支援2万円)で、所得制限がありません。東京都私学財団の案内には「所得制限はありません」とはっきり書かれています。
受け取れる額は「実際に負担する授業料の範囲内で計12万円を上限」とされているため、授業料が12万円を下回る場合はその負担額までになります。
令和8年度の東京都私立中学校等授業料軽減助成金は、年額12万円・所得制限なし・申請は9月1日〜10月15日です。私立中学の学費を考えるとき、見落とされがちなのが自治体の補助金・助成制度です。東京都には都内在住の家庭を対象にした授業料軽減助成金(補助金)があり、所得制限がありません。金額・対象・申請期間を東京都私学財団と東京都の発表で確認しました。
東京都の「私立中学校等授業料軽減助成金」は、令和8年度の助成額が年額12万円(授業料軽減助成金10万円+臨時支援2万円)で、所得制限がありません。東京都私学財団の案内には「所得制限はありません」とはっきり書かれています。
受け取れる額は「実際に負担する授業料の範囲内で計12万円を上限」とされているため、授業料が12万円を下回る場合はその負担額までになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 助成額 | 年額12万円(授業料軽減助成金10万円+臨時支援2万円) |
| 所得制限 | なし |
| 上限 | 実際に負担した授業料の額まで |
| 申請期間 | 令和8年9月1日(火)9:30〜10月15日(木)23:59 |
| 申請方法 | オンライン申請 |
「私立中学の助成金は東京都だけなのか」という疑問には、事実の面から答えられます。東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の公式ページで確認した範囲では、私立中学向けの恒常的な一般制度(所得制限なし・住所地基準)を持つのは東京都だけでした。埼玉県と千葉県には恒常的な一般制度が見当たらず、神奈川県の恒常的な制度は高校が対象で、私立中学向けは家計急変時の緊急支援のみです(2026年9月確認。ほかの道府県や市区町村独自の制度までは確認していません)。
東京都がなぜ中学段階まで助成を設けているのかという理由は、今回確認した東京都私学財団の案内と東京都の報道発表には記載が確認できませんでした。理由を推測では書かず、確かめられるのは、制度が令和8年度に実在し、都内在住なら所得制限なしで年12万円という事実までです。お住まいが東京都以外の場合は、住所地の都道府県・市区町村の私学助成の案内を個別にご確認ください。
神奈川県の私立中学向けの家計急変時の補助金は神奈川県の家計急変支援の記事で確認できます。
東京都私学財団の案内では、令和8年5月1日から申請時まで引き続き生徒と保護者が都内に住所を有していることと、令和8年9月1日時点で対象の私立学校に在学していることが要件として示されています。ただし同じ案内には、進学に伴う転居や学校が認める海外留学などで都内から都外へ移り住んだ場合について「例外が認められる場合があります」とも書かれています。
対象となる学校は、私立中学校、私立特別支援学校(中学部)、私立義務教育学校(後期課程)、私立中等教育学校(前期課程)です。東京都の発表によれば、都内在住であれば都外の私立中学校等に通う場合も対象とされています。一方で、学校の特待生制度等により授業料が全額免除されている場合は、授業料の負担がないため対象外です。
令和8年度の申請受付は9月1日(火)9時30分から10月15日(木)23時59分までで、オンラインでの申請です。東京都私学財団の案内によると、8月下旬から在学校を通じて「申請のお知らせ」が配布され、申請前にこれを読むよう案内されています。
中学受験の費用を考える段階では入学後の話に見えますが、受験の総額を見積もるときに「入学後の授業料負担は助成で年12万円軽くなる可能性がある」と分かっているかどうかで、家計の見通しは変わります。
文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」では、私立中学校の学習費総額は年間約156万円です。この中には授業料のほか、学校納付金・学校外活動費(塾代等)も含まれます。
助成の12万円は学習費総額の一部を補うもので、私立中学の費用負担がこれで解消するわけではありません。ただし受験前の資金計画に入れておく価値はあります。
なお、12万円のうち2万円は「私立中学校等授業料保護者負担軽減臨時特別事業」による令和8年度の臨時支援です。実際、令和7年度の東京都の発表では助成額は年額10万円で、この2万円の上乗せはありませんでした。今回確認した都の案内には翌年度以降の金額の記載がないため、3年分をまとめて見込むのではなく、年度ごとに公式の案内を確認するのが確実です。
受験にかかる費用そのものの総額は総額費用逆算シミュレーターで、年収に対する負担の考え方は年収と教育費の記事で確認できます。受験生チャレンジ支援貸付が使えないケースは対象外の記事で整理しています。
この助成金は東京都の制度で、学校が独自に設けている特待生制度や奨学金とは別のものです。入試の成績で入学金や授業料が免除される特待生制度、家計の急変に対応する在学生向けの救済制度は、学校ごとに条件が異なります。
都の助成と学校独自の制度は目的も申請先も違うため、両方を確認しておくと家計の見通しが立てやすくなります。
学校独自の制度は特待生・奨学金制度の記事で、栄東・渋谷教育学園幕張・開成の実例を紹介しています。
東京都のこの助成金は、所得制限のない恒常的な制度です。本サイトで公式ページを確認できた範囲では、他の道府県の私立中学向け制度は事情が異なります。埼玉県の「父母負担軽減事業補助金」は家計急変世帯のみが対象で、所得制限のない一般区分自体がないと公式Q&Aに明記されています。
千葉県の「私立高等学校等授業料減免制度」は、対象校が県内の私立高等学校・中等教育学校(後期課程)などで、私立中学校は県公式ページの対象校に入っていません(令和7年度の内容として掲載、確認は2026年10月)。
神奈川県の「学費補助金」は高等学校が対象で、私立中学校が対象になるのは家計急変時の「私立学校生徒学費緊急支援補助金」だけです。大阪府も、私立小中学校向けは学資負担者の家計急変の場合のみ減免対象になり得ると公式サイトに明記されています。
本サイトが公式ページで一次確認できた東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・大阪府の5都府県の範囲では、所得制限のない恒常的な私立中学向け助成制度を持つのは東京都のみでした。兵庫県・愛知県では家計急変世帯向けの補助制度は確認できましたが、それとは別に所得制限なしの一般的な制度があるかどうかまでは公式ページで確認できていません。この5都府県以外や市区町村独自の制度も本記事では確認していないため、お住まいの自治体の最新の公式案内で必ずご確認ください。
家計急変時の減免制度の詳細は家計急変時の授業料減免の記事、都県境をまたぐ通学の場合は越境通学の助成金の記事で確認できます。
東京都以外も含めた私立中学の学費支援の探し方は私立中学の学費支援の早見表の記事で確認できます。
東京都私学財団の案内には「所得制限はありません」と明記されています。ただし、授業料が全額免除されている場合は対象外とされています。ご家庭が対象になるかどうかは、必ず東京都私学財団の公式案内でご確認ください。
東京都の発表では、都内在住であれば都外の私立中学校等に通う場合も対象とされています。一方で、この制度は都内に住所があることが要件です。ただし東京都私学財団の案内には、進学に伴う転居や学校が認める海外留学などで都内から都外へ移り住んだ場合について「例外が認められる場合があります」と記載されており、個別の事情によって扱いが変わります。ご自身の場合にどうなるかは、東京都私学財団の問い合わせ窓口にご確認ください。
助成額は「実際に負担する授業料の範囲内で計12万円を上限」とされています。授業料が12万円を下回る場合は、その負担額までが助成の対象です。
私立中学校のほか、私立特別支援学校(中学部)、私立義務教育学校(後期課程)、私立中等教育学校(前期課程)が対象として案内されています。
いいえ、別の制度です。国の「高等学校等就学支援金」は、文部科学省のQ&Aで対象校種が高等学校・中等教育学校の後期課程・特別支援学校の高等部・高等専門学校(1〜3学年)・専修学校(高等課程)に限定されており、私立中学校(中等教育学校の前期課程を含む)は対象に含まれません。授業料以外の教材費等を補助する「高校生等奨学給付金」も、都道府県の案内で対象が私立高等学校等に限定されており、同様に私立中学校は対象外です。私立中学の学費を軽減する制度としては、この記事で紹介している東京都の助成金や、学校独自の特待生制度が対象になります。
本記事の相場・統計の出典と確認日はすべて出典・更新履歴で公開しています。制度・料金の変更を確認した場合は、記事と出典を同じタイミングで更新します。個別の合否判定・学校選びの相談は行っておらず、公式情報・学校説明会・塾への相談を優先してください。