公立中高一貫校

公立中高一貫校の受検料・入学料を東京・神奈川・千葉・埼玉で比較

公立中高一貫校(都立・県立の中等教育学校・併設型中学校)の受検料・入学料を、4都県の入学者選考の実施要綱・募集要項で確認しました。受検料は4都県とも2,200円で一致しますが、入学料は神奈川県立中等教育学校だけが前期課程の入学時に5,650円を徴収します。

対象: 都立中等教育学校・都立中学校(東京)、県立中等教育学校(神奈川)、県立中学校(千葉)、県立伊奈学園中学校(埼玉)
公開 2026-09-27最終確認 2026-09-27合同会社フューチャープロンプト

受検料は4都県とも2,200円で一致

令和7〜9年度の入学者選考にかかる受検料(入学考査料・入学検査料・入学選考手数料・入学検定料と、都県によって名称は異なります)を、それぞれの実施要綱・募集要項の本文で確認しました。

東京都立中等教育学校・都立中学校は入学考査料2,200円、千葉県立中学校は入学検査料2,200円、埼玉県立伊奈学園中学校は入学選考手数料2,200円、神奈川県立中等教育学校は入学検定料2,200円と、4都県ともまったく同じ金額でした。

都県対象校受検料の名称金額
東京都都立中等教育学校・都立中学校(一般枠・特別枠共通)入学考査料2,200円
神奈川県県立中等教育学校(相模原・平塚)入学検定料2,200円
千葉県県立中学校入学検査料2,200円
埼玉県県立伊奈学園中学校入学選考手数料2,200円

私立中学の受験料は学校ごとに20,000円〜30,000円が中心です。学校別の入学金・受験料を比較した記事で実例8校を確認しています。

入学料は神奈川県立中等教育学校だけにある

受検料とは別に、合格後の入学手続で徴収される「入学料」の有無を確認すると、4都県で差がありました。

神奈川県立中等教育学校の受検案内は、入学手続の項に「入学料の納付 入学料は5,650円です。(略)納付した入学料は、原則として返還できません」と明記しています。この5,650円は、都立高等学校・都立中等教育学校(後期課程)の入学料と同額です。

一方、東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定に関する実施要綱・同細目の「第1-8 入学手続」の項には、入学意思確認書の提出についての記載はあるものの、入学料・入学金の納付を求める記載が見当たりませんでした。千葉県立中学校の令和8年度募集要項、埼玉県立伊奈学園中学校の令和9年度入学者選考実施要綱も同様に、「入学料」「入学金」という語自体が本文に見当たらず、入学手続の様式は入学の意思を確認する書類の提出にとどまっています。

都県入学料の記載金額
東京都実施要綱の入学手続の項に金銭納付の記載なし―
神奈川県前期課程の入学手続で明記5,650円
千葉県募集要項に「入学料」の語自体が見当たらない―
埼玉県実施要綱に「入学料」の語自体が見当たらない―

神奈川県立中等教育学校は、なぜ前期課程から入学料があるのか

神奈川県教育委員会の受検案内は、授業料についても案内しています。「前期課程(中学校相当3年間)については、公立の中学校同様に授業料を負担する必要はありません。後期課程(高等学校相当3年間)については、原則として授業料をご負担いただきます」とあり、授業料そのものは前期課程(中学段階)では無償です。

入学料だけは、後期課程進級時ではなく前期課程の入学時点、つまり中学受験に合格した直後の入学手続で徴収されます。都立中等教育学校(後期課程)や都立高等学校の入学料が5,650円であるのと同じ金額を、神奈川県立中等教育学校は中学入学の段階で前倒しして徴収する制度設計になっている、と言えます。

受検案内には「経済的な理由で入学料等の負担が困難な方に対し、その全部又は一部を免除する制度があります」という記載もあり、負担が難しい場合の減免制度も用意されています。

家計が急に変わったときに使える都道府県・学校独自の減免制度は、家計急変時の授業料減免の記事でも整理しています。

受検料・入学料は年度によって変わる可能性があります。この記事は令和7〜9年度の入学者選考にかかる実施要綱・募集要項で確認した内容です。正確な最新の金額・要否は、志望する学校または都県教育委員会に直接ご確認ください。個別の合格可能性や学校との相性は、この記事では扱っていません。

よくある質問

Q私立中学の受験料と比べて、公立中高一貫校の受検料はどれくらい安いですか

この記事で確認した4都県はいずれも2,200円です。私立中学の受験料は学校ごとに20,000円〜30,000円が中心で(学校別費用の記事で実例8校を確認しています)、公立中高一貫校の受検料は私立の1校あたりの受験料の1割以下です。ただし公立中高一貫校は多くの場合1人が受検できる学校数に制限があり、私立のように何校も併願して受検料を積み増す構造ではありません。

Q神奈川県立中等教育学校の入学料が経済的に負担な場合、減免制度はありますか

神奈川県教育委員会の受検案内には「経済的な理由で入学料等の負担が困難な方に対し、その全部又は一部を免除する制度があります」と明記されています(詳細は受検案内内の該当ページを参照する案内です)。制度の適用条件や申請方法は、受検を予定する中等教育学校または神奈川県教育委員会に直接ご確認ください。都道府県が運営する家計急変時の授業料減免制度との関係は、家計急変時の減免記事でも整理しています。

Q東京都立中高一貫校は本当に入学料が0円と断定できますか

断定はしていません。この記事で確認したのは、東京都立中等教育学校及び東京都立中学校の入学者決定に関する実施要綱・同細目のうち「第1-8 入学手続」の項に、入学意思確認書の提出についての記載はあるものの、入学料・入学金など金銭の納付を求める記載が見当たらないという事実です。実施要綱に記載がないことは、都度の学校案内や納付書で追加の費用が案内される可能性を否定するものではありません。正確な最新の要否は、志望する都立中学校または東京都教育委員会に直接ご確認ください。

Q千葉県・埼玉県の県立中学校も、東京都と同じように入学料はかかりませんか

この記事で確認した千葉県立中学校の令和8年度募集要項、埼玉県立伊奈学園中学校の令和9年度入学者選考実施要綱には、いずれも「入学料」「入学金」という語自体が見当たりませんでした。入学手続の様式も、入学の意思を確認する書類の提出にとどまっています。ただし今回確認したのはこの2県のそれぞれ1校(千葉は募集要項全体、埼玉は伊奈学園中学校)であり、他の県立中高一貫校を含めた全数の確認ではありません。

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